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おさきしつれいします おつかれさま

 

 

 

 

かぞえられないほどわたしは

「おさきしつれいします」をゆう

かぞえられないほどあなたの

「おつかれさま」をきく

 

それは

くるひもくるひも

にかよっているが

 

それは

そこにしかなかった

 

そとのみちばたでこえにだしてみても

それは

なつのひるさがりでも

 

とてもさみしくきこえる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よる9じくらいからねて

あさはやくおきて

えをかくけいかく

12じごろにいちどめがさめた

kのゆめをみた

ひろいほおむででんしゃをまつ

きみはたしかしろいふくをきていた

こえはすこしちがうきがした

きすされた

ぼくはだいたんだとおもった

きみはだまってぼくのよこにならんでたった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼくはそのひ、

「こいをした」

といって

そのまましごとにでてしまった

 

きみのなまえをのせたふねが

いくせきも

おきにでる

 

ふねがないた

 

うみのうえはまったくしずかだった

しらないしまがみえた

 

ふねはひとりぼっちになった

 

ふぇあうぇるてえぷ

 

さみしいおもいもしてみればいい

 

ふねは

すいすい

うみをわたっていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼくがはなしてきみがわらった

ぼくときみのこども

 

ぼくがのんできみがわらった

ぼくときみのこども

 

ぼくがふざけてきみがわらった

ぼくときみのこども

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんのためにいきてるの?」

さけによったぼくたちはそんなはなしをしてきずついた。

そんなことぼくにはきめられない。

これはきれい、これはただしい、これはおしゃれ、これはすごい、

そんなことをかんがえながらすごして、ぼくはあわとなりきえるだろう。

なのに、いたずらに、ぼくのくちになじんだあなたのなまえはいとおしく、

あなたのこえはなつかしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたと

しゃべるのがすき

たまらない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

from Zine「 男左記子都列以志万須。 応都可列左末。」

制作 2014年9月

ZINE'S MATE 2014出品

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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